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紹介

2000年刊行の「走査電子顕微鏡」の改訂版が出版されました。
「走査電子顕微鏡」は走査電子顕微鏡に関する最新の知識と技術を網羅した本格的な書物として、この顕微鏡の使用する多様な分野の学生・研究者・技術者に愛されてきました。しかしながら刊行から11年の歳月がたち、この間に走査電子顕微鏡を取り巻く環境も
大きく変化したため、初版の内容に追加すべき点が多く生じてきました。今回の改訂では時代に即した書物とするべく全面的な見直しをし、大幅な改訂を行いました。

内容

コンピュータ導入による画像のデジタル画像や装置の構成の変化があり、電子光学系や検出器、高分解能観察、低真空観察、極低加速電圧などの分野において著しい進歩がみられてきています。編集委員会では通読を重ね、統一的でより容易な内容になるように努めました。走査電子顕微鏡を活用したいと思う研究者や学生の方々に本書が引き続き愛されることを祈る次第である。(共立出版の紹介文より)

目次

第1章 走査電子顕微鏡の原理と構成
1.1 走査電子顕微鏡の歴史
1.2 走査プローブの形成
1.3 信号と検出器
第2章 像のコントラストの形成
2.1 像のコントラストの形成
2.2 走査電子顕微鏡の分解能
第3章 走査電子顕微鏡の調整・像所得・表示・保存
3.1 走査電子顕微鏡の操作法
3.2 走査電子顕微鏡像の所得・表示・保存
3.3 走査電子顕微鏡像の像障害
第4章 走査電子顕微鏡の多様な機能と周辺装置
4.1 走査電子顕微鏡の多様な機能
4.2 走査電子顕微鏡による分析
4.3 画像処理技術
4.4 試料周辺装置
    4.5 走査電子顕微鏡に関連した特殊な顕微鏡
第5章 生物科学への応用
5.1 生物試料の基本処理法
5.2 種々の試料技術
5.3 試料別応用
5.4 生の試料の観察法
5.5 特殊な観察法
第6章 材料科学への応用
6.1 試料作製技術
6.2 金属材料への応用
6.3 セラミックスへの応用
6.4 炭素材料への応用
6.5 半導体への応用
6.6 高分子材料への応用
6.7 磁性材料への応用
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